みゆちゃん卒乳日記 その2
フジノです。
いよいよ二日目。
保育園にお迎えに行くと、「パイパ~イ!」とみゆが満面の笑みを浮かべ走ってきました。
「パイパイ、お休みだよ」と告げた途端、そっくりかえって大泣き。
泣き止んだと思ったら、いつも授乳しているスペースに「こっち」と、手を引いて連れて行こうとします。
「ごめんね、もうパイパイは終わりだよ」と言うと、またもや号泣。コートも靴下も身に着けようとせず、ひたすら泣くばかり。
ああ、今夜もか、と覚悟を固めつつ、帰宅して夕食を一緒に食べ、お風呂に入れ、就寝前の歯磨きまできた時、「・・・あれ?」。なんと仕上げ磨きの最中に、コックリコックリ、船を漕いでる!
そういえば、保育園からの連絡ノートにも、(前夜あれだけ泣いたのに)昼間はいつもどおり張り切って遊んでいましたと書いてあったっけ・・・・どうやらみゆちゃん、電池切れのようです。
あんのじょう、その夜は一、二度泣いただけで、すぐに寝入っていき、大人も安眠できたのでした。ありがたや、ありがたや。
そして翌日は保育園休みの日。
何となくだるかったので一日家で過ごしました。
昼間はご機嫌で、おっぱいを欲しがって泣くこともなく、ママのお膝で本を読んだり、お昼寝したり・・・。
しかし、しかし、今度は私の方がピンチ!
もう、おっぱいが張ってきて痛いの何の。
「四、五時間に一回くらい、圧を抜くような感じでマッサージしてみてね」と助産師さんからアドバイスをもらっていたものの、うまくできないよ~。どう説明したらいいのか、この痛み。一番近いのは、打撲かな。腫れてて、触ると「痛っ!」って感じ。痛みの元がおっぱいの中にあって、それがズキズキ、ズキズキ・・・。それを知ってか知らずか、コタツの上に上って「ジャ~ンプ!」と私の膝めがけて飛び降りてくるみゆ。おっぱいに頭があたるたび、「いたいッ!」。みゆの上機嫌と反比例して、次第に不機嫌になるママなのでした。
そのとき、インスピレーションがひらめきました。
みゆに助けてもらおう!
おもむろにセーターをまくりあげ、おっぱいをだして、「みーたん、ちょっとこれ、助けて」。
「うん!」
そのときの満面の笑みを、わたしは一生忘れないでしょう。
みゆはさっと駆け寄ってきて膝に乗り、何のためらいもなく、おっぱいを吸いはじめました。
どんどん腫れと痛みが引いていくのがわかります。
しばらく吸ったところで、みゆが顔を見上げてきました。
「みーたん、ありがとう。楽になったよ。ホント助かったよ」
しばらくおっぱいを見つめて、ちょっと触ったりしていましたが、私がおっぱいをしまい始めると、それ以上何もせず、膝から降りていきました。
今まで吸ってもらっていたものを、急に止めたらたまるのは当たり前。少しずつ抜きながらやっていけばいいんだ。それを全部自分ひとりでやる必要はない。今まで吸ってくれてた人にお願いしたっていいんだ。
あ~、また抱え込むとこだったわ。
子どもは、大人が思う以上に、大丈夫。
義理の姉のことばをしみじみ、実感した出来事でした。
ちなみにその日の夜は、「パイパイ」とは言ってみたものの、泣くこともなく、自分から目を閉じて寝入っていきました。激しく泣く姿と、穏やかに寝入っていく姿、実は表裏一体なんですね。
「手のかからないいい子」じゃなくていい。
どうぞ親が困ることもしてください。
それこそが成長のしるしになるんだね、みーたん。
何だかとってもうれしい母なのでした。
