とても暑い京都です。朝早くから出かけ用事を片付け京都国立近代美術館をたずねました。
お盆のせいか街中は 他府県の方や海外の方も多く見られました。
近美では今、
~没後10年「日本画」再考への序章 ~下村良之介展(8月31日まで 16日は午後8時までです)が開催されています。
下村良之介氏は 時々展覧会で目にしていたとても印象に残る作品であったため 亡くなられて10年も経ったのかと思いながらたくさんの作品に出会ってきました。紙粘土とは知らなかった 鳥シリーズは あらためてぞくぞくとした感動を味わいました。
会場の入口、正面の大きく一文字に広げたフクロウの絵が出迎えます。ぎょろりとこちらをじっと見つめるフクロウに微動だにしない緊張感をあじわいました。
一階では w ユージン・スミスの写真展があり 水俣を世界に知らしめた白黒の写真の繊細でかつ迫力を感じてきました。
京都文化博物館「KAZARI」かざり (8月2日~9月15日) は 日本人の飾りに対する究極の美意識が展示されています。見ごたえがありました。
暑い京都ですが 涼しい美術館で過すのも1つではないでしょうか。
5月18日まで 京都駅伊勢丹7F 美術館「えき」 ―色の世界ー
アクリル絵の具の いきいきとした色彩の魔法がどんどん入り込んで 会場を出たとき娘と「楽しかったね」と話しました。
ビーズアーティストのコラボの作品「夢の遊園地」は ため息が出るほどきれいでした。
カタログの中から記述一部抜粋
ー 気持ちのまま、色を選ぶ。
混じり合う色の中から探していた色を見つけ出す。
色たちは、キャンバスの上で自由に動き出す。
僕は絵を描いている時、ただ、ただ、楽しい。描くことでエネルギーを発散させているはずが、
描いた絵から、僕自身、元気をもらっていることもある。-
そんな世界を 会場で感じることができました。
お母さんのアトリエみたいと 娘が言ってくれました。嬉しい言葉です。
今、休みもない主人は 仕事を終え帰ってくるのは夜中、カタログを絶対買ってきてほしいと娘に頼んでいたようで ぐったりとしていたにもかかわらず、色の世界を見ながら元気をもらっているようでした。
イベントが終わりましたが、まだもろもろ後始末もあり いろいろなことを考えることに疲れました。 ちょっと休憩しよう と思い立ち 高島屋で 開催されている「滝」を見に行きました。
青い幻想的な世界が繰り広げられ、流れる落ちる滝の神秘的な世界が目の前に立ちはだかり、鳥肌のわくごとく放心状態の感など・・・・味わえるのかと 以前から本物の絵が見てみたいと 思っていた私は そんなふうに思い入れが募っていました。
疲れた体を 洗い流せるような絵に出会える・・・・・。と
会場のカーテンを開いて中に入ると、白く浮き上がった大きな壁面が視野入りました。 手すきの和紙に蛍光塗料で描かれた絵は ブラックライトに照らされた空間の中に、蒼いというより黒と白の世界で浮かび上がっていました
暗闇の壁に流れ落ちる滝は荘厳という言葉がふさわしいと感じました。
白い滝の流れと流れの間にある吸い込まれそうなブラックホールのような黒い闇・・・・・吸い込まれそう・・・この黒の闇の向こうに果てしない世界があるようだ、などと思いながら…-ただ、じっと見つめて立ち尽くしてしまいましたー…。
会場の観客は シルエット。
無機質な音楽と不思議な宇宙空間で漂ってきました
ただ ブラックライトであるために おしゃべりしている人の歯がブラックライトで浮かび上がり 雨模様だったために傘を持っている人の傘の柄が光り それはないだろう??という 残念な気持ちもよぎったことは確かです。
「美は生きる」 売店にあった中から、今日はこの本を手に取りました。
今までで 初めて出会った展覧会・会場でした。
帰りは 桜満開の木屋町を高瀬川沿いに三条まで歩きました。
途中久しぶりに 若き頃、通った築地(喫茶)に立ち寄りました。
懐かしいウインナーコーヒーは健在で、クラシックの音楽と千住さんの本を読みながらひと時、今日のブログを考えました。
駅前ショッピングモールまで出向いた時
偶然出会った作品に
ちょっぴり・・・和みました。
岩本 峯斉 「寄りそうて」
小さなスペースでしたが、迫力ある作品に惹きつけられました。
皆さんもどうぞ~
今日の暦は友引 ということで こどもみらい館へチラシを持参しましたところ休館日でした。そういえば火曜日は休館日であることをすっかり忘れていました。
仕方ないので夷川通りを 東に向って歩きました。初めて出会う街角には、おしゃれなお店が 点々とあり あっという間に寺町通りにでました。
寺町二条を下がったところに 小さな和紙のお店の2Fではり絵の世界「出井豊二作品」の看板が目にとまり 見てきました。町屋ふうの引き戸を開けると2Fへ「靴のままおあがりください」と書いてあるのでそのまま上がりました。
京の町屋風景をはり絵(きり絵を重ね立体感を出してある)で表現した作品。
朝早いギャラリーでしたので 私は3人目でした。静かなギャラリーで久しぶりに見る和紙の作品は寒さの中、落ち着いた穏やかな気持ちにさせられました。作品の中に 竹和紙そのものの色のグラデーションではり絵の「鍾馗(しょうき)」さんの作品がありました。
階段を降りたところに飾ってあった 白梅のはり絵も今の季節らしく目にとまりました。
一階のお店で見た若竹で漉いた白い和紙はまるで真綿のようなシルクを思わせました。
今朝は冷たい小雪混じりの雨が降っていました。アンティークな木工で彫金が施されていた用意してあった傘立から傘を取り出して通りを南へ下がって行くと 八木マリヨ展のポスターが目にとまり 白いギャラリーの2階に立ち寄りました。
美術雑誌でこの方のお名前を目にしていましたので あの人だ!と思わず口ずさみ 紙に描かれたオイルパステルの色彩を堪能しました。大きなファイバーアートやパブリックアートの作品の方だと思っていましたが オイルパステルで描かれた青の作品の前できれいだなぁこの青と感動しました。 イタリアで制作されたという ふちをちぎった紙に墨色でドゥローイングされた作品は とてもおしゃれで 2つのギャラリーで見た紙の表現の違いに楽しい気持ちにさせられました。
「小さなかがくのとも」福音館書店の月刊絵本2.3月。八木さんの描かれた絵本が置いてありましたので 買って帰りました。
もしかすると、今日は、休館日に巡り合ったおかげで、素敵な時間を頂いたのかもしれません。